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1997年8月7日

10周年転機に本社移転


1997年8月7日 コンクリート工業新聞

日本ナチュロック 10周年機に社屋移転
自然と共生する製品開発

 日本ナチュロックは7月24日、新社屋移転と新製品紹介をかねた披露宴を都内港区赤坂の本社((代)03−3589−3333)で行った。
本社移転は業務拡大にともなうものだが、同社にとっては創立十周年の節目にも当たることから多数の関係者が集まった。
挨拶に立ったのは同社の佐藤悦三社長は初めに「本日はお忙しい中御参集を賜り暑くお礼申し上げます」と述べたのち、大要次のように語った。
「当社は今年が創立十周年ということで、これを機に会社を移転しました。今般、日本セメント様の御協力を仰いで、ナチュロックビオボードという新製品を開発し、早速、新社屋の壁面に採用しました。当社は富士山への思いをベースに様々な製品を開発してきましたが、本製品は、コンクリートに溶岩を付着させたもので、自然の生態系を守るには最適の製品と言えます。現に静岡県の三島市に採用頂き、蛍が生息するようになっております。今後も、自然と共生出来る製品の開発に邁進する所存でございます」
次いで日本セメントの志達取締役が来院挨拶として次のように語った。
「現在はゼロエミッションということが言われる時代になっており、廃棄物は生産当事者が全責任をもって処理することが企業にとって一大命題となっている。それは自然を保護し、その価値を存続せしめる意味から重要なことであり、またそうした命題に則した製品作りが求められている。当社も生態系を保護する製品の開発には力をいれており、その点で日本ナチュロック様の開発理念と一致するところが少なくない。自然保護という大きなテーマでくくれば、色々な面で協力し合えるし、おたがいにとってビジネスチャンスは広がると思う」と語り、日本ナチュロック社の今後の発展に期待を寄せた。

  また同社佐藤俊明専務より新製品『ナチュロックビオボード』の説明が行われ、その後なごやかな歓談が続いたが、午餐を用意した周富徳氏が顔を見せて雰囲気を盛り上げる一幕もあった。