HOME > 特集 > 多孔質溶岩ブロックの海藻付着基質の有効性に関する調査
壁面緑化と屋上緑化を実現する溶岩カー
日本ナチュロックでは1996年より多孔質溶岩ブロックの海藻付着期基質の有効性に関する調査や三宅島付近の溶岩質への海草・藻類の繁茂状況調査等を行っております、つきましてはナチュロック製品の普及に向けて技術の提携及び行政機関・研究機関等との試験施工先を募集しております。



施工計画
1.ブロックの形状
設置したブロックの形状を下図にて示した。

ブロックの据え付け
ブロックの据え付けは、右図に示すとおり、ラフタークレーンを用いて防波堤を越え、潜水士によって備え付け作業を行った。
現地調査方法

1.生物調査(目視観察・坪刈り) 各ブロックにおいて、以下の2種類の方法で調査を行った。

1−1 目視観察 50×50cmの方形枠を置き、枠内の生物の構成種、および被度を目視で確認した。量の記録は基本的に被度(%)で行った。また観察とあわせて写真撮影を行った。

1−2 坪刈り 目視観察の脇に25×25cmの方形枠を置き、枠内の全ての生物をスクレイパー等で掻き取り採集した。採集した生物は5〜10%ホルマリンで固定し、試料に供した。得られた試料は室内に持ち帰り、種の同定、個体数の計算、および湿重量の測定を行った。 右図にブロックにおける調査枠を示した。

2.水質調査 調査地点の環境や季節変動を把握するために水質調査を行った。海水の採取は、各ブロックの付近で行い、水温、塩分総窒素(T-N)、総リン(T-P)について分析した。またあわせて照度の測定も行った。